『名曲です。』
昨年末にテレビで彼女のパフォーマンスを2回ほど見たが、それは私にとって衝撃的なものだった。何の番組だったかは憶えていないが、1回はコブクロとの共演による「Winding Road」、もう1回は綾戸智恵のピアノ伴奏による「Peace Loving People」だったことは憶えている。特に後者における綾戸智恵との息の合ったパフォーマンス、そして何よりも歌のうまさには圧倒された。彼女の声は力強く、とてもよく通る。特に高音域の安定感がすばらしいと感じた。
そんなこんなで年が明けたのだが、つい先日、車のラジオでこの「手をつなごう」が流れていた。正確に言うと、途中から聞き始めたので最初は彼女の曲だとは分からなかったのだが、でもその声は、年末に彼女の歌声を聴いてそれっきりだったにもかかわらず、たしかに「絢香」の声だと思わせるにじゅうぶんなものだった。車を止めて聞き入ったほどだ。曲が終わり、彼女の新しいシングルだということがわかった。
彼女の持ち味は、上に挙げた2曲に象徴される躍動感にあると思うが、この「手をつなごう」はそれらよりも静かな感じで始まる。彼女が歌っている曲をすべて聴いたわけではないので、もしかしたらこんな感じの曲もあるのかもしれないが。いずれにしろ、彼女のポテンシャルのまたちがった一面がうかがえて興味深い。
普段はもっぱら洋楽を聴くことが多く、邦楽をさほど聞いているわけではないが、彼女のはたぶんここ何年間かでナンバーワンの歌唱力だと言ってもいいくらいに考えている。