『悲劇の中の輝きを封じ込めた名盤。』
戦闘まわりは派手なロック系『ADVENT CHILDREN』や『THE BLACK MAGES』シリーズなんかに近しいノリ。さすがにこればかり聞いてると耳が疲れてしまいますが、このサントラは割とバランスがよいです。ある意味「さすが鬱ゲー(偏見)」と言わんばかりの悲壮感溢れる曲や情感に富んだ曲もかなりの割合入っており、飽きさせない配分になっております。
逆に、FFサントラお馴染みの、息抜きやお間抜けのような曲は皆無。このあたりからはいろんな寄り道ゆえのごった煮感のあるゲームサントラというより、明確な「流れ」を見て取れる映画サントラといった雰囲気も感じました。
いくらかの曲には原作や『LAST ORDER』収録曲のアレンジもみられ、懐かしい旋律も楽しめます。そして最後に、昔むかしFF7のオープニングで、その壮大さに息を飲んだあの曲で終わらせているあたりも実ににくい演出でした。
「男たちは己の不運ではなく、友のために涙を流した」
本編のキャッチコピーが、この上なく染み渡ってきます。
ちなみに2枚組ですが4枚組ものの本家FFサントラと同じ価格なのに注意。