『浜田真理子さんのスローバラードには人を虜にする魔力が潜んでいます』
いつ聴いても聞き惚れる「Love song」、「のこされし者の歌」等、彼女が歌うオリジナル曲に込められた重い存在感は凄みがありますね。
浜田真理子さんが伝えたいメッセージをはっきりと受け取りましたし、圧倒され続けました。
ピアノの弾き語りというシンプルな演奏が、かえって音楽の本来持っているメッセージ性を露にするようです。
包みこむような真理子さんのハートフルなヴォーカルが、発せられる歌詞に存在感を与えています。
彼女の作詞した日本語に潜む哀しみや淋しさやけだるさが、ストレートに聴く者に伝わるという魅力的な歌唱力の持ち主ですね。やはりその哀愁を帯びたともいえる深い響きを持った声が印象的なのは間違いありません。
「霧笛」の歌唱を聴いて鳥肌が立ちました。重い歌ですし、深い意味を持った歌詞に込められた思いがストレートに伝わりました。
「場末哀歌」もいいですね。ちょうどスポットライトに照らされた「一人芝居の名女優」のように感じました。他のアーティストにはない個性の輝きとして感じながら聞き惚れました。
「黒の舟歌」、「昭和ブルース」、「みんな夢の中」等のステージでは恒例となった昭和歌謡もまた新たな息吹を与えてもらったかのような輝きを帯びていました。懐かしいだけでなく新鮮でしたね。