『インタビューが嫌いになってしまった。』
インタビューとはインタビューされる人の気持ちの奥底を、そして、その人の持っているものをそのままうまく引き出すもの、と思っていた。
これはひどい。インタビューアーの本だ。インタビューする人は言わば黒子で存在すら感じせずに、うまく相手の持ち味を引き出すことにあるはずなのに、この本ではインタビューアーの欲が目一杯出ている。
特にひどいのが寺島進さんのものだ。いくら相手が大俳優でないとは言え、本人になりすまして書くなど、インタビューアーは本当に傲慢な人だと思う。
救われるのは、勝新太郎や北野武等本物の前ではインタビューアーが彼らのオーラに負けて姿を無くしてしまっていることだ。
インタビューアーはもっと多くの各界の一流の人たちに会って、謙虚に、そして、彼らの言うことにひたすら耳を傾けることに心がけるべきだと思う。
私は筆者のことは何も知らない。ただ、この本のおかげでインタビューの本にアレルギーを持ってしまった。