神奈川県小田原出身で、このメジャーデビュー盤リリース時においても同市在住の幼なじみ3人組。サウンドはポップパンクやギターロックに分類されるが、彼らが突出しているのは、この時点で21歳の少年から青年への移行期独特のどっちつかず感においてだ。何でもできそうで、それでいて身動きの取れない郊外都市、なかなか布団から出れない主人公がやけにリアルな「サンデーモーニング」、何かというと「死にたい」が口癖になってしまっている友だちに「拳の痛みなら分かるだろう?」と歌う「殴れ」など、「ここからしか始まりようがない」現実ばかり。それが、どんな人にとっても鏡のようなアルバムに成り得る可能性の理由だ。ちなみにタイトルの「ヒロシゲブルー」とは欧米での藍色(indigo)の別称で、安藤広重作品に由来する。(石角友香)
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