『今年読んだなかでNO.1級』
今年2004年に読んだ小説のなかで『直筆商の哀しみ』と同じくらい面白かったです。いわゆるタイムトラベルものですが、ひとくちにSFといってしまえないような趣きがあって。とにかく長い。長いですが違う時空にまぎれこんだ主人公たちの行動や心理がうそ臭くなくて、ひきこまれた。映画『神に選ばれし無敵の男』に心ひかれた人なら、読んで損した気にはならないはず。ナチスがオカルト好きなのは有名みたいですね。戦争や社会的な不安が漂う時代ほど、人々が交霊会などのオカルトにはまっていく・・・そこら辺りの雰囲気が見事に描かれています。