『微妙…』
この写真集のコンセプトというか、製作理念のようなものが、よく解らない。
いったい、写真家や出版社は、黒川智花をどう理解し、どう扱いたかったのだろう。
水着カットを見ると、今どきの15歳にしては、意外なほど未発育なボディラインだったりする。製作スタッフは、彼女をロリータアイドルとして扱いたかったのだろうか?彼女は連ドラ主演まで果たしている女優なのに、そういうフェチ的なカットを入れるのは、彼女のファン層を狭めるようで、あまりいただけない。
その他のカットも、どうも微妙である。
確かに可愛い写真もあるにはあるのだが、どの写真も、なんか距離がある。見る者の眼前にぐっと迫ってくるような、心をぎゅっと掴まれるような、ドキッとするようなインパクトがない。顔のアップでさえ、ガラス越しに見ているような、<手の届かない感>がある。
15歳なんだから、もっと見るものをキュンとさせてほしい。そのためには、もっと弾けてほしいし、輝いてる表情を、リアルに見る側に伝えてほしいのだが、この写真集は、そこらへんが伝わらない。ライブ感がないというか、鮮度が落ちてるというか。結局、写真家が芸術を気取ったらいけないということか。
TVドラマ『雨と夢のあとに』で見る彼女は、もう非の打ち所のないほど可愛い。その可愛らしさを写真集でも、と期待したのだが、今回はハズレ。思春期特有の瑞々しさを表現できる今のうちに、早く次回作を作ってもらいたい。
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