『ホラーにしてホラーにあらず?』
この作品はホラーと言うより
人間の感情の本質を表現した作品だと感じます。
愛する人が目の前に現れるが本物じゃ無い。
抱き締めずにはいられないけれど抱き締めてはいけない。
そんな心の葛藤が絶妙に繰り広げられている。
和田聰宏と真木よう子の“普通の”人間的な行動と、
脇を固める成海璃子の純朴で悲し気な表情、
武重勉の寡黙ながら秘めているものの大きさ、
安田顕の冷静と恐怖の影…。
見終わった後の限り無い切なさは、
ホラーの域を超えるものがあります。
この作品は、後を引きます。