『事例集としてはよいが...』
経営理論的には特に新規なものはありません。
最新の事例は数多く掲載されていますが、
表層的な内容のものが多く洞察にとんだ事例とは思えませんし、
事例を踏まえた分析も「研究」「成功戦略」と呼べるほどのものはありません。
マイケル・ポーター等の戦略論を読んだほうが役に立つと思います。
また著者がアメリカの政治学者だからかもしれませんが、アメリカの保護貿易を過度に正当化しているような記述が目立ちます。
全ての経済学者が、保護貿易は中長期的には誰にとってもメリットがないという点については一致している状況下においては、
時代錯誤的な観は否めません。
世の中にはグローバル化に伴って様々な動きがありますよ、
ということを確認するには価値があると思いますがそれ以上のものではありません。