『手堅いのはいいんですけど』
コンセプトは「青春の90年代!」といったところでしょうか。
小室系もどきからGIZA系の無臭味ポップス、リンドバーグかプリプリかといったガールロック、
気恥ずかしい程のロッカバラードに加えて1stシングルのB'z調まで様々な曲調が並びますが
やはり90年代風のアレンジということで、どうにも中途半端な古臭さがイケてない感じ。
いっそ80年代アイドルを模したかわいいものならば良かったのですが。
楽曲群はおしなべて平均点といったところで、2のような何回聴いても全く耳に残らない駄曲も
ありますが、5は一気に時代をさかのぼった昭和歌謡風で、これはなかなかいい雰囲気。
個人的に一番の聴きモノだったのは7の「イチャイチャ Summer」。
これが、アルバート・ハモンド「カリフォルニアの青い空」を思わせるような極上の
ウエストコースト風ポップスで、ウィスパリング気味に歌う藤本さんの声も合わせて
ほんとうに素晴らしい!この1曲でとりあえずアルバムの元は取れたかなという感じです。
ミニアルバムでもないのに水増しのリミックスを入れてトータル45分はいかがなもんかと
思いますが、この二人のどちらかのファンであればまずまず満足できる盤だと思います。