『やっぱり平成3部作がベストだねぇ』
メモリアルボックスもこれで最後だが、改めて「平成3部作」のクォリティーが奇跡のように思える。『80』以降の長い長い雌伏の時を経てクリエーター達のエネルギーが爆発した感じだ。このボックスの収録作品のなかでは、DISC1&2の『ダイナ』『ガイア』のクライマックスを一挙につないだ総集編が一番の見所。映画の方はやっぱりお子様向け番外編というテイストで、ちょっと浮いてしまっているかな。
特典映像のなかに特撮シーンのメイキングがいくつか収められていて、ミニチュアセットの作り込みが如何に大変なものか改めて知らされる。こんなのもう無理だわ。CGに置き換えたくなるのも納得。
ウルトラシリーズも『コスモス』以降迷走を続けているように思うが、M78星雲生まれという基本フォーマットを離れた平成3部作が大きな成功を収めた事実をもっと重視すべきだろう。もともと「宇宙の遥か彼方の住人が地球を守る」というコンセプトに無理があるのだ。地球生まれのウルトラマンで何故いけないんだろう。ウルトラ兄弟の客演続出で誰が主役なのか分からなかった『メビウス』に比べたら、平成3部作の志の高さは桁違いである。その辺りの事情は「ガイアメモリアルボックス」付属のブックレットに載っている脚本家・小中千昭氏(『ガイア』のシリーズ構成を担当)の寄稿でも述べられているので、併せてご覧いただきたい。