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山口智充

木更津キャッツアイ 第1巻

『笑えるところは笑えて、でも泣けるところは泣ける。』
何かもう何のために生きているかすらわからない連中、
ぶっさん、バンビ、マスター、アニ、うっちー。
いや、もう生きるために生きているのかもしれない。

でも、そんな中でぶっさんは余命半年と宣告される。
だからって何かが変わるわけではない。
相変わらず『普通』に生活して、『普通』にビール飲んで、『普通』に仲間達とだべって・・・。
そんな生活。個性的なキャラクター達がどんどんと盛り込まれてゆき、
爽快感感じる物語。全く飽きません。でも最初の方は少しだらだらとしており、
「皆の自己紹介」みたいな感じです。そこで少し飽き来るかもしれません。
でもその後は、テンポはどんどん速くなってゆく。同じ人間が脚本を書いているとは思えません。
役者も文句なし。強いて言えばやっぱりバンビはちょっと下手かな。
でも途中からどんどん上手くなっていったので良し。寧ろ童貞臭が出てて丁度良い感じ。
これも天性の才能だろうか(笑)

しかし正直、脚本兼監督の宮藤官九郎には驚かされました。
内容は「お涙頂戴」みたいな内容なのに、全然泣く気にならない。
笑えるところは笑えて、でも泣けるところは泣ける。
凄いと思います。正直尊敬。

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